しろくま通信

コーヒー1杯のひと時に振り返る

伝えるということ

【伝える】・・・ 言葉などで知らせる。伝達する。

 

 

わたしは伝えることが苦手だ。

 

しかしわたしの彼は伝えることが好きなようで

 

伝わってないと感じると何度何度も

伝えてくるし

私が伝えてきってないと感じた時

は何度も聞いてくる

 

しつこい、、と感じることは多々ある。

 

しかし、しつこくて嫌がられることより

ちゃんと伝わっていないことのほうが

恐怖だということに気づいた。

 

正直うまく伝えるのが苦手なのに、何度も話してしつこいと思われるのも嫌で、過去に伝えるのを諦めてきた経験がたくさんある。

 

伝えることは一見簡単に思えるが、

100%伝えることは、かなり難しいことだ。

 

例えば料理を教えること。

火の加減や、切り方、調味料の匙加減などなど

経験値でできた加減を伝えることは

かなり難しい気がする

 

正直、レシピを書くのが嫌いな理由は

正確に伝える必要性がないと感じているからだ。

 

というのも私は私が作ったものと同じものを再現してほしいとは思わない。

 

お店でない限り、家庭料理はオリジナルの味を作るのがいいと思うし、、

 

それを絶対揃えてほしい

みたいな押し付けはきらいだし

家にある似たようなやつでとりあえずつくってみてくれたらそれでいい。

 

まずかったらそれはごめんなさい。

でも作ったことに意味があるでしょ。

 

 

 

 

伝えることの大切さと難しさを

感じて今生きている。

修行が必要のようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外食

【外食】・・・家庭以外で食べること。

 

子供の頃、外食が多い家ではなかった。

行ったとしてもマックやファミレスとかくらいで、謂わゆるお高くて美味しいレストランなどにはあまり連れて行ってもらった記憶がない。

今の両親をみても、食にさほど興味が強い人達ではない。

家では、油をほとんど使わない和食と、肉少なめで野菜たくさんのおかずが並んでいた。

 

時々お金に余裕のある叔父と叔母や祖父が連れて行ってくれるいつもと違う外食にドキドキした記憶がある。

 

味覚は子供のうちにできあがると言われているし、お高い店で食べた経験は乏しいわたしは、舌はさほど肥えてないことが納得できる。。

 

子供の頃から、社会人一年目くらいまでは、1番美味しいと思っていたものは、おじいちゃんの作ったとれたての野菜とおばあちゃんの作る家庭料理だった。そんなわたしは外食にそれほど憧れもないまま成人になった。

 

外食経験の少ない私にとって、社会人になってからの外食選びは難儀なことだった。(今も苦手だが、、)

 

安いお店に入れば、悲しい野菜がでてきてこんなものにお金を払うのかという気持ちになり、、

中途半端に高いお店に行くとお砂糖や脂肪分の多い食材や味付けに体が合わずに胃もたれする、、

 

外食経験が圧倒的に少なすぎて、お金もないし、外食料理の免疫もないし、見極める知識もない私は、とことん外食にハズレてばかりいた。

 

外食より、自分の好きな味で好きな量食べるのが1番丁度いいと思っていた。

食いしん坊なわたしは、家でも少しでも美味しいものを食べたいと思い、紆余曲折の末、料理業界に弟子入りすることになる。

 

これで美味しい料理の毎日だー!と思った私は、

料理の世界に入ってびっくりしたというかショックだった。いわゆる料理の先生たちは家で料理するよりも外食を多かったのだ。(家庭があって子供がいる先生は別だったが)

 

仕事でたくさん料理をする分、休憩中くらいは他の人の手料理を食べたいという気持ちがその時は分からなかった。。

 

 

毎日のお昼(まかない)が、近所の蕎麦屋か街中華だった。

いつも我慢して外食のまかないを食べていた。私は早くこの制度を変えたくて仕方がなかった。笑

(※後に余り食材で作るまかないに変わりました👏)

 

というのも安くて早くでてくるランチは、大抵野菜が乏しく、スターチの多い料理である。美味しいけれど、身体のことを考えてない料理な感じがして、、

 

 

仕事では美味しい料理を作るのに、自分が食べているものはすごく嫌いだった。

 

こうして振り返ると、私は美味しいものを食べたい以上に、身体にいいかどうかも重要視して評価するタイプなのかもしれない。

 

そこはやっぱり健康オタクだった祖父や、管理栄養士として勉強してきたバックグラウンドがあるからだとは思う。

 

なぜこんなに外食のことを考えることになったかというと、、

最近一緒に食事をする相棒がかなり食にうるさい人だからである。

彼は外食で食べるものに対しても、かなり口うるさく評価する。しかしその分、外食を見極める勘が私よりもかなり優れている。

 

私は、毎回ハズれる外食にもう諦めていたが、彼と一緒に食べているなかで、自分で見極めて評価するということの大切さを感じてきた。

 

そりゃあ高いお金を出せるのであれば美味しいものに出会えるだろうが、自分がだせる価格の範囲で、通いたいと思えるくらいの美味しいものを提供してくれる場所に出会えると嬉しい。

 

最近の私にとっての外食は、人の作ったものを食べて、吟味するトレーニングになっている。それは自分が今後料理出す側として仕事をしていく上で重要なのかもしれない。

 

 

 

 

思い出の料理

先日のラーメンから

 

思い出の料理ってあるかなと考えていた。

 

誰にでも思い出に残る料理や味があると思うのだが、

 

そしてそれは案外

たいしたことない料理だったりするような、、?

わたしだけ、、?

 

私の最近の思い出の料理は

祖父とのご飯である。

 

ちょっとさみしい話だが

去年と今年と2人の祖父が

立て続けに亡くなり、

 

正直とてもショックだったのだが、

忙しいを理由にして

 

ちゃんと向き合うのを避けてた。

 

私を無条件に愛してくれた人が

2人もいなくなってしまうということは、

なんとも辛いことである。

 

心の支えがなくなってしまったような。。

 

しかしいつまでも避けてないで

向き合うことが大事だと思い、、

 

しばらく蓋をしておいて、、

覚悟ができてから

その蓋をゆっくりとあけるような感じ

 

その二人との

亡くなる少し前の印象的な思い出が

ご飯を作って、

美味しいと言われたことだ。

 

一人は、すっかり痩せてしまった様子をみて

栄養つけて欲しいと

あわてて作って持ってった

 

「大和煮と大根の煮物」

 

力も弱くなっていてけど、

美味しいと言って、全部食べてくれて嬉しかった。

 

もう一人は、宮崎出張の帰りに作ってあげた

 

冷や汁

 

87年も生きてるのに、

冷や汁は初めて食べた!

って言われたのだ。

えー!!と思いながらも、

作ってあげてよかったなぁと

 

しみじみ、、、

さみしいからこのくらいで今日は終わり。

 

料理って日々のことで

記憶が薄れがちだけど

記憶に残る料理は忘れないでいたいな。

 

 

 

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ラーメン屋さんと彼と

ある深夜2時ごろ

 

彼がラーメン屋に行くので

ついて行きました。

 

こんな時間なので私は食べてはいけないのはわかってるんですが、

 

でも行きたいと思ったのは、

ラーメン屋のおじちゃんに最後一目でもお会いしたかったから

 

その日はおじちゃんの最後の日だったんです。

 

おじちゃんは10年間も深夜から朝までラーメンを作ってました。

 

私がラーメン屋さんを知ったのは最近のことで、

私はいつも彼の横に座って

ラーメン1杯も頼まず、おこぼれをもらうような

失礼な客だったのですが、、汗

 

それでもいつも

とりわけ小皿とジャスミン茶をだしてくれました。

 

数回しか会ったことないのですが、

優しい人なのが伝わってきていました。

 

そんなことをぼんやり思い出しながら

彼が最後のラーメンを食べているあいだ

私は車で待っていました。

 

食べ終わったというので

おじちゃんに挨拶しにお店に行くと 

ラーメンは一滴も残らず無くなってました。

 

ちょっとがっかり、、、涙

(少し食べたかった!笑)

 

ふと彼を見ると泣いていました。

おじちゃんも少し感極まっていて、

 

名前も知らない二人が

ラーメンだけでつながっている。

 

お店に通ったことのない私は

二人のつながりがうらやましくなりました。

 

帰りの車中も

彼はラーメン屋さんとの思い出を語りながら

泣いていました。

 

食で繋がるっていいな

じんわり温かい気持ちになった

帰り道でした。

 

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日々の食事のこと

 

飽食の時代でなんでもすぐ買える世の中ですが、

 

保存料や添加物がはいってなくて、

その日の体調に合わせて、

自分の好みに作れる家庭料理は良いものです。

 

凝りすぎる必要はなく、

食材の旬を知って切り方や

加熱のタイミングなどの基本を知っていれば

お家でも美味しくできるんだなと感じています。

 

料理の要領がわかれば、

自由にアレンジができるのも面白いところ。

 

余り物でなんとなくの思いつきでできた創作料理が一番好きだったりもして、、、

二度と作れないけど。笑

 

何が言いたいのかよくわからなくなったけれど

最近の日本の食生活が気になるんです。

 

加工食品や外食が当たり前の生活の中で、

自分が何を摂っているのかということに

興味を持って欲しい。

 

自分で作ることの良さは、

自分で、自分の体内に入れるものを選べること。

 

 

家庭料理の見直し改革を推進したいと思います。

 

 

こんな感じで日々思ったことを、書き留めていきます。

 

今日はここまで、

よろしくお願いします。

 

 

 

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